個人事業主として起業しようと思っても、肝心なアイデアが無いと事業が開始できませんね。
そこで本記事では、個人事業主向けの起業アイデアを9種類に分け、さらに9種類の中から64個もの起業アイデアを紹介し、それぞれのメリット、デメリットも紹介していきます!
ただ、起業アイデアを知るだけでは個人事業主として成功もできませんので、起業アイデアを考える際のポイントや成功する為に最低限必要なことも紹介します。
もちろん、本記事で紹介する起業アイデア以外にも、全く新しい起業アイデアは多数ありますが、これから個人事業主として起業する人向けに起業しやすい起業アイデアをまとめていますので、ぜひ参考下さい。
起業アイデアを考える際のポイント
起業する際には、今までにないようなビジネスを考えるのもおすすめで、アイデアを活かすのもポイントです。
最近では、インターネットを活用した様々なビジネスも登場し、多くの起業が行われていますので、ネットでの起業を考えるのも一つのポイントです。
また、
- インバウンドなど海外観光客向けのビジネス
- 高齢化に伴う高齢者を対象にしたビジネス
- 人と人を繋ぐマッチングビジネス
などの事業も多くなっています。
時代の流れをしっかりつかまえ、
- どんな顧客を対象にするのか
- どんな方法で商売を展開していくのか
など、いわゆる『ペルソナ』を明確化すると、より誰に対してかのビジネスなのかを確認することができます。
ペルソナ(persona)とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティング関連において活用される概念です。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
上記にも記載されている様に、起業の対象となる客層とどのような手段を使ってどこで収益を上げていくのかを絞ることがポイントです。
個人事業主が起業して成功する為に必要なこと
個人事業主が起業して成功する為には、大きく分けて以下の4点があります。
- 客層とニーズの明確化
- ビジネス計画を立て収益を試算してみる
- 資金の準備と資金管理
- 諦めずに続ける
もちろん、上記以外にも細かいことを言えば多数ありますが、ここでは最低限個人事業主が成功する為に必要なことを紹介していきますね。
客層とニーズの明確化
個人事業主が起業し、アイデアを実現させ成功させる為には、先ほどの項目で紹介した通り、ペルソナを明確化していきます。
誰に対してか(性別、年齢、居住地、職業、家族構成など具体的に)
- 商品を購入をするタイミングはいつか
- なぜ自身の商品に興味をもつのか
- 興味を持つタイミングはいつか
など、具体的であればあるほど、自身のビジネスの理想像を明確化することができます。
そして、自身が始めようとしているビジネスは本当にビジネスとして成り立つのか、そこにビジネスの可能性があるのかを徹底的に考えることが必要です。
既に同じようなビジネスがないかも確認します。
ビジネス計画を立て収益を試算してみる
実際にどのくらいの単価と客数が見込め、収益が上げられるのか、数値目標を上げることも大切です。
例えば、店舗経営をする場合には、
1日の最高収益=客席×単価×回転率
で出すことができます。
しかし、必ずしも毎日満席でフル回転する訳ではありませんし、必要経費もかかってくる為、実際に商売を初めてみると、理想よりも収益が少ないことは多くあります。
また、業種によっては、季節によっても売上が変わってきますので、繁忙期はいつなのか、閑散期はいつなのかも、事前に把握しておきましょう。
ビジネスは売上があってこそ事業継続できますので、個人事業主として独立する際にも、必ず収支計画書は作成しておきましょう。
また、自身が考えたアイデアを具体的にビジネスとしてどうなのかも明確化できます。
収支計画書を作成しておけば、事業計画書も書きやすくなりますので必須です。
資金の準備と資金管理
どんなに良い起業アイデアを思い浮かんだとしても、実現する為にはやはり「お金」が必要になってきます。
すでにまとまった資金があれば、起業アイデアを実現しやすいですが、自己資金も少ない場合には、アイデアを実現したとしても、資金がショートしてしまい、せっかく始めたビジネスも終わってしまいます。
また、仮にまとまった自己資金があり、起業アイデアを実現させたからと言って、最初から上手くいく確率は非常に低いですし、経費をかけ過ぎれば忽ち事業はストップしてしまいます。
とはいえ、自己資金だけでなくても、個人事業主向けの資金調達方法は多数ありますので、開業資金、運転資金などに悩んでいる人は下記の記事をご覧下さい。
諦めずに続ける
個人的に精神論はあまり好きではありませんが、成功する為にはとにかく続けることが大切です。
というのも、顧客に認知してもらうまでにはある程度の時間がかかりますし、お金もかかります。
もちろん、事業を続けた上で首が回らなくなり、事業を続けることが難しくなった場合には、辞めることも選択肢ですが、事業を始めてからとりあえず1年以上はやってみましょう。
1年以上続ければ、起業当初とはまた違った視点で物事を考えることができるはずです。
個人事業主向け起業アイデア9種類(64選)
個人事業主向けの起業のアイデアについて、ここからは具体的に紹介します。
主に、以下9つの項目に分けて、開業資金、稼げる金額、事業のメリット、デメリットなどを含めて紹介していきますので、ぜひ気になる起業アイデアがあれば、参考にして下さいね。
- ネット関連
- 飲食関連
- レンタル関連
- 代行関連
- 専門家関連
- 教室関連
- 投資関連
- 地方密着関連
- 海外関連
とにかく初期費用を抑えたいならネット関連
開業資金 | 0〜数万円 |
年間収益の目安 | 0〜1000万円以上 |
おすすめ度 | とてもおすすめ |
事業リスク | 設備資金や人件費も少なくて済む |
事業アイデア例 |
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個人事業主向けの起業アイデアとして、ネット関連の事業が増えていますね。
ネットを活用して起業することで、設備資金が少なくて済むのが特徴ですので、起業資金が少ない場合には、ネットで起業するのもおすすめです。
仕入にかかる代金などや経費によって、収益は大きく異なり、事業によって1人でできるビジネス、プログラマーに仕事依頼をした上でのビジネスによっても、人件費などの経費が異なります。
ただし、基本的にネット事業の場合は、仕入れがかかりません(ネットショップ、せどりを除く)ので、多くの売上を上げられる集客ができれば収益はかなりのものになります。
また、ネットで販売する仕入代金の他に、ネットの広告費やサーバー代、その他の経費がかかりますので注意が必要です。
ネット関連のメリット
- 起業する場所を選ばず、日本全国や海外を対象にした事業展開が可能
- 様々な業種の開業がネットで可能
- 多くの経費がかかりにくい
- 基本的に在庫を抱えなくて良い
ネットで起業する場合、店舗の取得費用が少なく、それに対する設備資金が少なくて済むため開業資金が少なくて済みます。
また、どこに開業してもいいというメリットがあります。
ネットで商品販売やサービスを提供する場合には、自宅などどこに事務所を構えても、全国や海外を相手に事業展開ができるのが魅力ですね。
地方で起業しても、全国のお客を対象にでき、客層が広がりますし、ネットを活用することで、広く事業や商品を知らしめ、広告やネットでの展開次第で大きな事業が可能です。
この為、個人事業主であっても、大きな規模の事業が行えます。
その分、広告の仕方やネットでの展開の仕方に力量が試されると言えるでしょう。
さまざまな業種での開業が可能で、立地条件も気にせず、オリジナルのハンドメイド商品を販売したり、専門的な部品を販売したり、細かなものから専門的なものが販売できます。
マニアックなものを販売しても、ネットでは広い客層を集められるのが魅力です。
デメリット
- 商品やサービスの品質に対してクレームが起きやすい
- 自分のネットショップやサイトに注目をしてもらうのが難しい
- SEOなどの専門的知識が必要な場合もある
デメリットとしては、ネットでの起業を行った場合、ネット通じてだけの信用関係となりますので、品質やサービスをしっかりしておく必要があります。
顔の見えない関係でかつ、商品やサービスを実際に見て購入しないために、クレームになりやすくなります。
また、金銭のやり取りもきちんとしておかなければなりません。
継続した事業が行えるようにすることが大切です。
また、ネットショップやサイトを運営する際に、そこに注目してもらうための手段が難しいデメリットがあります。
広告で宣伝する場合には広告費がかかりますし、広告費をかけず、検索上位を狙いサイトが目立つようにする必要にも、SEOなどの知識が必要であり、時間もかかりますので注意しましょう。
ネット関連にチャレンジする時におすすめのサイト
レンタルサーバー関連
ブロガーやアフィリエイトに参入する際にWordpressを使用するなら、レンタルサーバーが必要があります。
しかし、なるべく初期費用を安く済ませたいならConoHa WINGがおすすめです。
近年SEOで重要視されている表示速度も、数多くのレンタルサーバーの中でConoHa WINGが断トツに早いので、ブロガーやアフィリエイトに参入したい人は、レンタルサーバーに登録しましょう。
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クラウドソーシング関連
自らのスキルを生かして事業を行いたい人は、クラウドソーシングを活用するのもありです。
スキル販売手数料が取られますが、それでもすでにある程度のプラットフォームが出来上がっているクラウドソーシングを活用すれば、リアルでの営業をせずとも多くの顧客をネット上で獲得することも可能です。
また、実績が目に見えて分かりますので、自らの実績を上げていく上でも非常に役に立ちます。
ネット関連のフリーランスになりたいなら知っておきたいサービス
個人事業主と言えど、ネット関連で仕事をしたいなら言わばフリーランスと言えますね。
しかし、フリーランスですと、何かと「お金の支払い」に困ることがあります。
- 取引先から報酬が支払いされない…
- 損害賠償保険が無いから不安…
などですね。
そんな悩みを解決してくれるのが、「FREENANCE(フリーナンス)」というサービスです。
詳しくは下記で紹介していますが、起業アイデアを生かしてまずは個人事業主として独立したいなら、登録しておくのが良いかもしれませんね。
また、個人事業主になるなら、開業した翌年に確定申告が待っています。
独立当初は何かとバタバタしますし、慣れない作業に時間を取られてばかり…
気付けば確定申告の締め切りが…
なんてこともあります。
そこで、オンライン会計できるソフト(確定申告も可能!)を予め取り入れておくと良いでしょう。
おすすめのオンライン会計ソフトは、「弥生シリーズ」ですね。(私も使用しています)
詳細は下記で紹介していますが、「青色申告」はもちろんのこと「白色申告」にも対応していますので、開業と合わせて登録しておきましょう。
店舗を持たない方法もある飲食関連
開業資金 | 100万~500万円 |
年間収益の目安 | 500万~1,000万円 |
おすすめ度 |
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事業リスク |
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事業アイデア例 |
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飲食関連の起業も店舗を構えるだけでなく、キッチンカーなどの移動販売やマルシェなどで出店、あるいは出張シェフなど、様々な方法があります。
店舗を持たない場合には店舗取得費用が少なくなり、開業資金が少なくて済みます。
開業資金は、キッチンカーや移動販売にかかる費用が大きなものになります。キッチンカーも購入するのか、レンタルするのかを決めましょう。
収益は、開業資金が少なくて済みますので人気になれば開業資金のわりに大きな収益を上げることが可能です。
また近年では、料理好きだけど店舗を持ちたくない人も増えている為、料理研究家となり、料理教室やレシピ本の出版、レシピサイトへの料理投稿など、飲食関連の起業と言っても、実に様々な収益の挙げ方があります。
メリット
- 移動販売系であれば開業資金が少なくて済む
- 集客のいい場所で移動して営業できる
- 一人でも営業が可能
飲食店を起業する際には、店舗取得や設備に係る経費が大きいですが、キッチンカーや移動販売で起業する場合には開業資金が少ないのが大きなメリットです。
また、移動販売ですので、集客のいい場所を求めて移動できるのが魅力です。
平日はランチ客相手、休日は家族客が集まる場所などに移動できます。
キッチンカーや移動販売の場合には、一人からでも営業でき人件費が抑えられます。
デメリット
- 立地条件の良い場所(集客が望める)で出店するにはお金がかかる
- 衛生面に注意が必要
- 材料仕入れが意外とかかる
- 固定客を獲得するまでに時間がかかる
人が流れやすい立地条件の良い場所で出店はできますが、立地条件の良い場所で出店する場合には、それなりに契約金(家賃など)がかかります。
お金をかけても収益が取れるのかを試算する必要があります。
ただし、既存の持ち家で1階を店舗、2階以上を住宅にする場合には、家賃がかからない場合もあります。
衛生面では、狭いキッチンカーや移動販売では、設備が不十分になりがちですので注意が必要です。
また、移動して販売しますので固定客をしっかり付けることが大切になります。
最初はまず目立つことが大切で、その後は定期的な固定客を付ける努力が必要です。
顧客に物などを貸し出すレンタル関連
開業資金 | 0円~数百万円※多い場合は1,000万円必要でレンタルする商品による |
年間収益の目安 | レンタルする商品により高額の収益も期待 |
おすすめ度 | 需要のある商品を格安で仕入れて貸し出すことができるならおすすめ |
事業リスク | 仕入れ商品によって異なる |
事業アイデア例 |
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レンタル関連の企業をするのも立派な起業アイデアです。
最近注目されている起業分野で、物だけでなく人材派遣サービスなどで人を派遣したり、洋服など身近なものをレンタルしたりする事業も注目となっています。
レンタル関連の事業であれば、店舗を構えるよりも、いかに仕入れを安くするかが事業の鍵ですので、設備資金がほとんどいらず、開業資金が抑えられます。
ただし、レンタルする商品の仕入れ代金が開業資金となりますので、商品次第では高額となります。
人のレンタル事業、「彼女レンタル」などでデートをする事業や「シェフレンタル」などもあり、開業資金0円でも可能です。
他にも、ブランド物のレンタルや季節商品、娯楽商品など様々なレンタル事業が可能です。
収益に関しても、仕入れた金額がかかりますが、需要があれば大きな収益となります。
メリット
- 一人でも起業可能
- レンタルする商品によって収益が見込める
- 事業運営が簡単で済む
レンタルする商品に需要があれば、一人で起業でき、運営も割と簡単で済むのがメリットです。
どんな商品をレンタルするのかをしっかり考えることで、大きな収益を得ることができます。
デメリット
- 上手くいかなかった場合の商品の仕入れ額が大きくて負担になりやすい
- 仕入れ代金などを回収するまでに時間がかかる
- 人材系だといかに利用者を増やすかが鍵となる
- 利用者とのトラブルに対応する必要がある
レンタルする商品の品ぞろえが必要で、大きな仕入額がかかるために、上手くいかなかった場合には大きな負担となります。
また、大きな仕入れ額を回収するまでにはそれなりに時間がかかりますし、顧客に知ってもらう為の広告費が必要です。
仕入れたものや人をレンタルする場合には、くれぐれも利用者とのトラブルに気を付ける必要があります。
顧客に代わりに物事を行う代行関連
開業資金 | 0円~数百万円 |
年間収益の目安 | 0円~数百万円 |
おすすめ度 | 人材をいかに集めるのかが鍵 |
事業リスク | 人材次第 |
事業アイデア例 |
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自分1人で代行業務を行うのはおすすめしませんが、代行関連のサービスで起業するのもアイデアです。
家事代行や高齢者向けなどもサービスも人気で、他にも商品管理や配達を代行するものなどもあります。
人手が足らないと困っている業種を見つけて、代行サービスを行ってみるのもいいアイデアですね。
年間の収益に関しては、需要次第で大きな収益を得られることがあります。
どんな需要があるのか、ニーズをしっかり分析することが大切です。
メリット
- 需要がある分野を探して起業できる
- 社会貢献をしているという働き甲斐を見い出せる
- 設備費用がかかりにくい
既に需要があって人手が足らない分野で起業することで、成功も高まります。
競争相手が少ない場合や、広告宣伝を上手に行った場合は、ニーズが多いため成功する確率が高くなります。
また、代行しているということで人の役に立っているという社会貢献的な要素が高くなる事業です。
デメリット
- 専門的な技術や知識、コミュニケーションなどが必要となる
- 需要のある分野の販路を上手に開拓することが大切
- 代行にあたっての道具や備品などをストックする必要がある
- 人材を集める必要がある
デメリットとしては、代行するにあたって、代行業務への専門的な技術や知識、コミュニケ―ション力が必要です。
家事代行などであれば、専門性や技術があることがおすすめで、高齢者への代行業務であればコミュニケーション力を養うことが必要です。
また、需要自体はありますが、代行サービスをしっかり需要のある分野で宣伝して、販路を上手に開拓できることが重要となります。
配達代行など、代行する際の商品のストックなどをする場所が必要となる点はデメリットと言えるでしょう。
また、常に人が必要ですので、いかに人材を集めれるのかも成功の鍵となってきます。
おすすめの代行サービス
新しく代行サービスを作るというのもありですが、やはり既存のプラットフォームを利用して代行業務を行うのが、顧客獲得に繋がりやすいですね。
もちろん、将来的に代行サービスを作りたい人も、
- 既存の代行サービスはどんなサービスなのか
- どこで利益を上げ、顧客獲得はどうしているのか
など、利用しながら多数のことを学ぶことができます。
ですので、代行サービスで起業したい人は、気になるサービスに登録しておくと良いでしょう。
◆おすすめの家事代行サービス
おすすめの結婚式二次会代行サービス
退職代行サービス
宝くじ代行サービス
自身のスキルを提供する専門家関連
開業資金 | 0円~数十万円※多い場合は数百万円必要なことも |
年間収益の目安 | 数百万円~1,000万円以上 |
おすすめ度 | 認知してもらえるまで頑張れるなら |
事業リスク | かなり少ない |
事業アイデア例 |
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専門家として知識や技術を活かして顧客に提供するのもアイデアです。
例えば、コンサルティング業務や占いなどの専門家としての開業もおすすめです。
専門知識が不足している顧客に対して、自身の経験を生かして教育する事業であれば、求められるのは自身の専門的知識と技術のみですので、個人事業主で1人で起業したい人にはおすすめと言えるでしょう。
ただし、認知してもらう為に、サイトを作って宣伝する必要がある為、意外と開業資金がかかる場合もあります。
年間の収益については、専門性と技術によって注目を集めれば大きな収益が得られます。
メリット
- 自身の知識や技術などの専門性が活かせる
- 1人でも事業化できる
- 高収入が期待できる
- 開業リスクが低い
個人事業として、自身の専門性を活かして起業するのはとても有効です。
というのも、人件費や設備投資をする必要もなく、自身の専門的知識のみで収益を上げることが可能だからです。
開業リスクが低いというのも、月々にかかる固定費が飲食店などと比べたら専門ツールの使用代金だけの場合も多い為、月々の固定費を安くすることもできます。
また、顧客が増えれば増えるほど、売上に対しての利益率も高い為、大きな利益を上げることも可能です。
デメリット
- 顧客を確保するのが大変
- 常に専門的な知識や技術が問われる
専門家として起業しますので、それを必要としている顧客をきちんと確保できるのかが問題です。
より貴重な資格であることをアピールできれば、顧客も確保できますが、そうでなければ、営業力や人脈や地盤がなければ顧客を見つけるのが難しくなります。
また、時代は常に変化していきますので、自分自身も常に現状に満足せず、時代の変化に合わせて勉強していく必要もあります。
人に物事を教えるのが好きなら教室関連
開業資金 | 数十万円~数百万円 |
年間収益の目安 | 数百万円 |
おすすめ度 | 自宅でも可能で設備費用は少ない |
事業リスク | リスクは低く、月額制だと固定収入も得やすい |
事業アイデア例 |
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専門的な教室を開くことで開業する人も多くいます。
自身のスキルを活かし、パソコン教室や料理教室、スポーツ教室などさまざまな教室が可能です。
開業資金は、自宅や安い賃料の所で開業すればあまりかからなくて済みます。
ただ、パソコンや調理設備、スポーツ器具など設備資金がかかる場合も多くありますが、受講生に教材を購入してもらうスタイルであれば、設備費用も最低限に抑えることが可能です。
年間の収益は、どれだけの生徒を集められるかにかかってきますが、基本的に入会金+月額制であれば、月毎に安定した収益を上げることも可能です。
メリット
- 専門的な知識や技術が活かせる
- 一定の需要がある
- 月の売上が固定されやすい
- 設備資金があまりかからない
教室系のビジネスであれば、専門的なパソコンスキルや料理などの知識と技術が裏付けされていることが大切ですが、地域によって一定数の需要がある場合も多い為、収益は上げやすいと言えるでしょう。
収益に関しても、基本的に先生と生徒の関係性である為、月額制(サブスクリプション)にすれば受講生が常にいれば安定した収益を上げれる可能性も高いです。
デメリット
- 生徒を集めるのが大変
- 新しいものや需要のある教室かつ、他の教室との差別化も必要
- 人に分かりやすく教えるスキルは必須
生徒を集めるのが大変で、他の教室などもありますので、新しいものや需要のある教室を営み、他の教室との差別化を明確にアピールしましょう。
また、ビジネスモデルが「人に教えること」ですので、生徒に分かりやすく教えれるスキルも必要です。
生徒が理解に苦しむことがあれば、教室を受講するのも辞めてしまう可能性もあるからです。
とにかく1人で大きく稼ぎたいなら投資関連
開業資金 | 数万円~数十万円(投資資金は含まない) |
年間収益の目安 | 0円~1000万円以上 |
おすすめ度 | 別の収入源があるならおすすめ |
事業リスク | お金が無くなる可能性もある |
事業アイデア例 |
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とにかく1人で収益を上げたい人は、投資家になることも良いでしょう。
ネットの発展により、現在はスマホやパソコンを使用して市場で取引ができますので、開業資金も少なくて済みます。
株式投資の場合は、株を売却した利益だけでなく、株主としての配当金や株主優待も利益となります。
FX(外国為替証拠金取引)も、資金として準備したお金の何十倍もの取引を行うことができ、収益が大きくなるのが特徴です。
メリット
- 少ない資金で始められる
- 副業としても行える
メリットとしては。少ない資金で簡単に始められ、大きな収益が見込めることもあることです。
いわゆる投資金額に対してのリターンが大きいことです。
また、副業として始めることもでき、上手く行ったら専業になることも可能です。
デメリット
- 知識やスキル、時間も必要
- リスクも大きくなる
- 投資以外での収入源があった方が良い
ある程度の知識やスキルがないと難しい点や投資に関わる時間も大切です。
また、少ない資金よりはやはり大きな資金を使った方が収益があげられます。
信用取引やリバレッジを利用することが可能ですが、リスクが高くなるので注意が必要です。
リスクが高いと一度に失うお金も大きいですし、最悪つぎ込んだお金を全て失ってしまう可能性もあります。
そういったリスクを避ける為にも、投資収益以外からの収入源は必須と言えます。
自身の地域に貢献したいなら地方密着型関連
開業資金 | 数十万円~数百万円 |
年間収益の目安 | 数百万円 |
おすすめ度 | 地域に貢献でき社会貢献に繋がる |
事業リスク | 地域のニーズを如何に満たせれるかが鍵 |
事業アイデア例 |
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全国には約20,000以上の区市町村がある為、自身が住んでいる地方に密着した情報やサービスを提供する分野で起業するのもおすすめです。
例えば、
- 地域情報をまとめるサイトを立ち上げる
- 地域同士の住民で物を購入し合える助け合いサービス
- ペットの散歩サービス
- 高齢者向けの介護サービス
- 地元野菜に着目した農業
など、地域に特化した協力サービスを提供する方法もあります。
情報化社会ですので、より地域に密着した情報を提供できるならばその専門性をもとに起業するのもいい方法です。
地域の環境情報サイトを立ち上げたり、住民同士で物を売買するサイトを作ったり、助け合いサービスの起業などもおすすめです。
サービスによっては準備のための資金がかかる場合もあります。
メリット
- 地域への社会貢献ができる
- 顧客が見つかれば一定の需要がある
地域に密着した事業を展開すれば、顧客が地域にいますので、より安定した事業ができるようになります。
地域への社会貢献も感じることができるでしょう。
デメリット
- 地域に密着したニーズを見つけて起業する必要がある
- 広告宣伝が大切で顧客を獲得するのが難しい
地域に密着するためには、地域のニーズをしっかり捕まえる必要があります。
広告宣伝をして、地域の顧客をしっかり確保するためにお金を使う必要がありますので、ある程度の資金はやはり必要です。
国内以外でも活躍したいなら海外関連
開業資金 | 数百万円~ |
年間収益の目安 | 数百万円~1,000万円以上 |
おすすめ度 | 語学力があるならおすすめ |
事業リスク | 販路開拓が難しい為、人との繋がりが重要 |
事業アイデア例 |
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グローバル化の時代ですので、海外観光客向けの商品やサービスの提供、輸入など海外商品を扱う事業で起業するのもおすすめです。
どこのどんな商品を扱うのかを検討するといいでしょう。
輸入代行サービスも人気ですのでいい方法です。
輸入に関する事業では、専門的な知識も必要となり、商品のストックも大切です。
開業資金もある程度必要となりますが、収益は上手くいけば高収入が見込めるチャンスがあります。
また、近年ではOEM(オーイーエム)系のビジネスモデルも主流です。
OEMとは簡単に言えば、開発費の安い中国などで製品を作り、自身のブランドとして販売する戦略です。
在庫を抱えるビジネスとなりますが、個人でもブランドを立ち上げることは可能ですので、アパレルや化粧品(美容系含む)事業に興味ある人は検討してみると良いでしょう。
メリット
- ニーズにマッチすれば高収益化も可能
- 専門的な分野の知識が活かせる
資金を掛けて開業し、顧客のニーズを満たすことができれば高収益化が見込める可能性もあります。
また、専門的な分野を持っていれば、その分野の輸入を行うことができて貴重な起業ができます。
OEMに関しては、いかに安く良い製品を作ってくれる工場を探せるかが重要ですので、やはり海外の人との繋がりは重要になってきます。
デメリット
- 販路開拓が難しい
- 海外の輸入先探しや輸入までの手続きや処理が面倒で時間がかかる
- 需要が無ければ大赤字
販路開拓が難しく、客層をしっかりつかまえるためにはやはり広告宣伝が必要となります。
また、海外の輸入先を探したり、輸入手続きや処理は結構面倒だったりで時間がかかります。
起業し成功する為の鍵は資金とニーズの開拓
個人事業主として起業するアイデアを9選見てきました。
たくさんの起業アイデアがあり、近年では0円で起業自体はできますが、それでもアイデアだけでなく資金も大切です。
やはりある程度資金があった方が事業の運転もしやすく成功しやすい傾向にあります。
ただし、それぞれの起業によって資金の額が異なりますので、どれだけの資金が準備できるのか次第で、どんな起業をするのかを考えてみるといいでしょう。
そして、ニーズの研究と開拓もしっかり行いましょう。
ニーズがあれば、アイデアを活かして成功することが可能ですので、どんなニーズがあるのかを掘り起こすことが起業の鍵です。
とはいえ、本記事で紹介した起業アイデアを参考に、どんな分野の業種や業態で起業可能なのかを模索してみるといいでしょう。
自分の専門性や興味を活かして、顧客のニーズにかなうアイデアを考えてみるのがおすすめです。
また、具体的に起業アイデアが明確化できたのなら、早めに準備していくのがおすすめですので、下記の記事を参考下さい。