30代女性の中には、起業したいと思っている人もいるでしょう。。
昔に比べてネットを活用すれば起業がしやすくなっているため、会社勤めの経験や趣味やスキルを活かして起業する女性が増えてきているのも事実です。
本記事では、30代で起業した女性の成功事例や成功する秘訣を詳しく紹介しますので、ぜひ参考下さいね。
30代で活躍する女性起業家の成功例
女性起業家は、30代や40代で起業している人が最も多いことをご存知でしょうか。
実は、起業している女性全体の30%以上を30代と40代の女性がそれぞれ占めているのです。
ある程度の社会経験も積んでいる30代女性は、経験やスキルを活かして起業する人が多くいます。
起業している人の多くが、会社勤めをした経験があります。
30代女性が起業するのは、仕事の経験やスキルを活かせるのでおすすめです。
ここでは、30代で起業した女性の成功例を8つご紹介します。
ダイエットの女性にも役立つ健康的な料理教室を起業
レストランに勤務していた女性が、ダイエットをする女性をターゲットに、健康的に痩せられる料理教室を起業して成功しています。
最初はレストランをやる予定でしたが、レストランは時間的な制約が長いため、結婚しても続けられる料理教室を開業することに決めたのです。
マクロビ料理やお菓子作りなどを教え、健康的に痩せたいと思っている生徒さんをたくさん集めることに成功しました。
さらに、他のお店からも制作を依頼されるようになり成功しています。
美容とファッションのトレンド情報サイトをWEB上で立ち上げ
美容とファッションに興味があった女性が、WEBで様々なトレンド情報を提供するサイトを立ち上げて成功した例もあります。
服飾のお店で勤めた後、同じように美容やファッションに興味を持つ女性同士で女性向けのトレンド情報サイトを制作し開業したのです。
WEBサイトが人気を集め、雑誌などでも注目されるようになり成功を納めています。
企業からタイアップを依頼されることも増え、イベント企画なども行うようになり事業が広がっています。
自らの興味を活かし、ネットワークを広げることで成功している例です。
家計簿を付けていた経験を活かし主婦向け家計簿アプリを開発
IT企業に勤めていた経験と家計簿をつけていた経験から、家計簿アプリを開発して起業した女性もいます。
「もっと楽しく家計簿が付けられるように」と、主婦向け家計簿アプリを考えて起業したのです。
仕事でプログラミングなどを学んでいたことが役立った事例で、自分でアプリを開発して、ダウンロードしてもらうことで起業として成功を納めています。
家事や家具の組み立てなどの悩みをサービス事業とマッチングさせて起業
「家事や家具の組み立てなどで困っている人」と「それらのサービスを提供する企業」とをマッチングさせることで成功した30代女性もいます。
地域のネットワークが薄れてきた日本で「もう一度地域のネットワークを作っていきたい」という思いで起業したのです。
海外旅行が好きだったその女性は、海外では地域や人の繋がりがまだ強く残っている現状を見て、日本でももう一度助け合いの精神を作る事業が行いたいと開業を決断しています。
何かをして欲しい人と、それをサービスする事業を上手くマッチングするアプリで事業を展開しています。
着物が好きだった女性が着物レンタル業で起業
昔から着物が好きだった30代女性が、仕事を辞めて着物レンタル業を起業して成功した例もあります。
多くの人に声をかけ、家に眠っている着物などを集める所からはじめました。
少しずつ着物を集め、レンタルできる体制が整えてからレンタル業をスタートさせています。
起業した場所が観光地だったことから、レンタルした着物で街を歩くことも提案し、成功に至っています。
着物姿で散策する様子などをSNSに投稿するなど、SNSをうまく活用して知名度を上げ集客できたことも成功の秘訣です。
アクセサリーをハンドメイドサイトで販売して成功
ハンドメイドが大好きで、特にピアスなどのアクセサリーを作ることが好きだった30代女性が、アイデアにあふれたピアスを販売して成功している例もあります。
少し変わった面白いデザインが多かったため、たくさんのお役さんから人気を集めて成功しました。
ハンドメイド作品は数多くあるので、「少し変わっている」と思われるくらいが話題性があり人気がでるようです。
販売したアクセサリーが「面白い」「かわいい」と話題を集めて売上が上がり成功につながりました。
パン屋さんを開業しオンラインでも販売して成功
パンが好きなこととパン作りの趣味が講じて、田舎でパン屋さんを開業し、こだわりのパンを販売して成功した30代女性もいます。
最初は実店舗のみで販売していましたが、オンラインでもパンの販売を開始しています。
オンラインの販売にあたっては、インスタグラムを活用しパン作りについての強いこだわりを写真とともに投稿したところ、それが評判となりオンライン購入が急増しました。
オンライン販売であれば、立地に関係なく田舎でも販売できるのが魅力です。
- どのように集客するか
- どのようにオリジナリティを打ち出すのか
工夫次第でどんな場所でも成功できることを証明した成功例です。
働く女性同士がネットワークを作れる交流事業で起業
働く女性同士がネットワークを作れる交流事業で起業した30代女性もいます。
その女性は、男性の異業種交流などの機会に比べて、働く女性同士の異業種交流の機会が極端に少ないことに着目し、「働く女性同士がネットワークを作れる場所を作りたい」という思いで起業したのです。
様々なイベントやコミュニティ作りを目的にしたセミナーや交流会を実施しました。
会費制でセミナーやイベントを実施しながら事業を幅広く展開して成功しています。
30代女性で起業している人の共通点
ここからは、30代女性で起業している人の共通点について紹介していきます。
起業している30代女性には、これまでの勤務経験やスキルを活かして起業する人が多いという特徴があります。
また、これまで勤めていた仕事とは全く異なる業種で起業する人もいます。
起業のタイプには、勤務経験を活かす人と、自分の趣味や思いなどを元に起業する人の2通りがあります。
それぞれの共通点をチェックしておきましょう。
勤務していた時期にニーズを発見
起業している30代女性の多くが、勤務していた頃に様々な思いを抱いて起業しています。
成功例で取り上げた30代女性の一人は、レストランで働いていた頃に、ダイエットのためにあまり食べない女性や体型を気にしている女性がとても多いことに気が付き起業しました。
食べることを我慢している女性のために、起業アイデアを思いついています。
このように、仕事を通じてニーズを感じ取っている女性が多いというのが1つ目の共通点です。
働いている間に起業アイデアを見つけられるように、周りのニーズを探っておくのがおすすめです。
起業アイデアが思い浮かばないという30代女性も多くいますが、起業するアイデアは、働いている期間など多くの人と触れ合う機会が多い時にヒントが隠れています。
仕事をする中での気づきを、しっかり気に留めておくことが大切です。
「もっといいものがある」「困っている人を助けたい」で起業
起業している30代女性には、「もっといいものがある」「困っている人を助けたい」といった思いが強いという共通点もあります。
成功例に登場した30代女性は、家計簿をよく付けていた経験から、もっと楽しい家計簿アプリを開発して起業しています。
家事や家具の組み立てをお手伝いする事業を展開した30代女性も、自分の生活や住んでいる地域の中で「もっとこうしたらいい」「困っている人を何とかしたい」という思いで起業しています。
30代女性の起業では、役立ちたいという思いを強く持っている人が多いのが特徴です。
自分の思いを事業にする熱い思いを持っている
「自分の熱い思いを事業にしている」というのも、起業する30代女性の多くに見られる共通点です。
「着物をもっと着てもらいたい」「こだわりのパンを食べてもらいたい」など、自分が持っている熱い思いを事業にして成功しています。
好きなものに対する情熱が強く、それを元にして起業し成功しています。
ネットワークを大切にしている
起業している多くの30代女性には、ネットワークを大切にしているという共通点もあります。
- 同じ思いを持つ人に協力してもらって起業する女性
- 起業する際にネットワークを広げながら起業する女性
- 働く女性同士のネットワーク作りを応援するために起業する女性 など
上記のように、起業している30代女性にはネットワークを大切にしている人が多くいるのが特徴です。
起業セミナーにも参加している
起業で成功している30代女性の多くは、起業セミナーに参加しているという共通点もあります。
最近は、様々なジャンルの起業セミナーが開催されています。
セミナーに参加することで起業アイデアのヒントを得たり、多くの人と知り合うことでネットワークが広がるメリットがあります。
セミナーで多くの人と知り合ったことで、起業を具体化させている女性もいます。
30代女性が起業して成功する為には
30代女性が成功するためには思いを事業として実現させていく工夫が大切です。
30代女性が起業して成功するために必要なことをしっかりとチェックしておきましょう。
勤務していた時期に感じた思いを起業に
勤務していた頃の経験を活かして、そこで感じた実際のニーズを元に起業することで多くの30代女性が成功しています。
レストランで働いていた女性がダイエットする女性のために健康的に痩せられる料理を提供したいと起業している例など、仕事を通じて実際に感じたニーズを元に起業すると成功する確率も高くなります。
実際に感じたニーズを元に起業アイデアを出して起業しているため成功しやすいということです。
役立ちたいという思いを事業に
30代女性が起業して成功するためには「誰かの役に立ちたい」という思いも大切です。
自分の経験やスキルを活かして家計簿を楽しく付けられるアプリを開発したり、家事や家具の組み立てをお手伝いする事業を展開する起業の根底には、「人の役に立ちたい」「困っている人を助けたい」という思いがあります。
自分の生活や住んでいる地域の中で感じた”身近なニーズ”を事業として展開したことが成功につながっているのです。
自分の思いをSNSなどで強くアピール
30代女性が起業で成功するためには、自分の強い思いをSNSなどでしっかりとアピールすることも大切です。
起業で成功している30代女性の多くが、自分が持っている熱い思いを、SNSなどを活用してしっかりとアピールすることで認知度を高めて成功しています。
SNSの発達により、地方にいても全国に自分の事業や思いをPRすることが可能です。
起業後も事業や商品に対する熱い思いをアピールすることで集客ができ成功に結びつきます。
「着物をもっと着てもらいたい」「こだわりのパンを食べてもらいたい」など様々な熱い思いをSNSなどを使って強くアピールしていきましょう。
ネットワークを活用
30代女性が起業して成功するためには、同じ思いを持つ人に協力してもらうことも大切です。
周りの人の協力は起業前も起業後も大きな助けになります。
起業で成功している多くの30代女性が、ネットワークを広げる努力をして起業を成功させています。
また、SNSで得た多くの人と繋がりを大切にして利益を得た女性もいます。
30代女性の起業では、同じ思いを持った人を募ったり、ネットワークを広げる努力することが成功に大きく影響するということです。
起業セミナーも活用
起業セミナーを活用するのも、30代女性が起業して成功するために大切なポイントです。
最近では、様々な起業セミナーが実施されているので、参加してネットワークを広げるのもおすすめです。
自分だけではなかなか思いつかないこともありますが、起業セミナーで自分の思いを話すことで、起業のヒントを貰える可能性もあります。
成功例や失敗談を聞くことが刺激になり、成功する人も多くいます。
また、起業を目指している同じ年代の仲間の存在は、起業する上で大きな力になります。
30代女性が起業する前に知っておきたいこと
最後に、30代女性が起業する前に知っておきたいことを紹介します。
30代女性が起業する際には、ある程度の開業資金を貯めてから起業することも大切です。
開業資金は最初に貯めてから起業することで、リスクを減らすことができます。
この他にも、知っておくべきポイントがあるので詳しく見ていきましょう。
開業資金は計画的に貯める
まず、開業資金は、働いている期間に計画的に貯めておくことが大切です。
業種や業態によって必要な開業資金の額は異なるので、必要な開業資金を試算した上で少しずつ準備していきましょう。
起業する人の多くが300万円程度の自己資金を用意して開業しています。
店舗を借りるのであれば500万~1,000万円の資金が必要です。
ネットを活用して起業する場合は、開業資金はそれほど必要ありませんが、商品を販売する場合は仕入れのための資金が必要です。
自己資金のみで開業するのが理想ですが、資金を借入する場合は、金融機関に相談する前に、親や親戚、友人などに相談してみるのもひとつの方法です。
金融機関からの借入が必要な場合は、利子の低い日本政策金融公庫などを利用するのがおすすめです。
開業前の準備が起業を成功させる8割を握っていると言われているので、準備には十分な時間をかけるようにしましょう。
起業するために資格が必要な場合は、資格取得のための期間に加えて資格取得費用も掛かるので、計画を立てて早めに取り掛かる必要があります。
⇨女性が起業する際に知っておきたいお金の知識:資金調達/融資/助成金/補助金まとめ
ネットで起業することや自宅で起業するには集客が重要
最近では、ネットショップを作って起業する女性や自宅でネイルサロンやエステなどを開業する女性も増えています。
開業資金が少なくて、とても起業しやすいイメージですが、店舗を借りて起業するよりも集客が大変だということを知っておく必要があります。
しっかりと宣伝を行いコンスタントに集客をすることができなければ、事業の存続自体が難しくなります。
ネットショップや自宅を利用して開業する場合は、開業資金や固定費用がかからない反面、集客が難しいことを理解しておきましょう。
自分の好きなことや長く続けられることで起業するのがおすすめ
起業で成功するためには、長く続けることが大切です。
起業して成功するためにも、自分の好きなことや長く続けられることを見つけて起業する必要があります。
起業して最初から利益が出ることは少ないので、利益がでなくても続けていくことができる仕事を見つけるのがおすすめです。
仕事を辞めて起業する場合には、例え利益がでなくても続けられるように、資金にも余裕を持って計画的に起業しましょう。
起業している人の6割が1年で廃業していることも知っておく必要があります。
起業して3年継続することができれば利益がでる割合も高くなるので、3年続けることを目標にして努力していきましょう。
30代女性の起業に関するまとめ
本記事では、30代女性の起業について成功事例や成功の秘訣をご紹介しました。
社会人経験がある30代女性は、経験やスキルを活かして起業する人が多くいます。
働いていた時に感じたニーズを事業に活かしてみるのもおすすめです。
また、携わってきた仕事とは関係のない趣味や特技を活かして起業する30代女性もいます。
熱い思いやこだわりがあれば、趣味や特技を活かした起業で成功することも可能です。
起業で成功するためには長く続けることが大切なので、例え利益がでなくても続けられると思えることを探してみるといいでしょう。
女性全体の約3割が30代で起業しているので、成功事例や成功するためのポイントを参考に、起業に向けて計画的に準備を進めていくことが大切です。