近年、20代女性でも起業する女性が増えてきました。
その理由は、ネットなどで起業するチャンスが増え、起業がしやすくなっているからです。
本記事では、20代で起業した女性の成功事例や共通点について紹介していきます。
起業を目指している20代女性や興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
20代で活躍する女性起業家の成功例
まずは、20代で活躍する女性起業家の成功例についてご紹介します。
20代で活躍している女性起業家は、前職や日常生活からヒントを得て起業している例が多くあります。
パーティドレスのレンタルで起業
ブライダル業界に就職して、ゲストの人たちが結婚式やパーティで着るドレスに困っている様子を見て、レンタルサービスをスタートさせた20代女性がいます。
仕事を通して実際に必要性を感じたことが起業したきっかけとなっています。
どれだけニーズを実感するか、そのニーズが多くあることを知るかが、大切なことです。
ゲストの女性たちは、毎回異なるおしゃれなドレスを着たいと思っているものの、ドレスを複数用意するには多くのお金がかかるだけでなく、一度きりのことにはあまりお金が掛けられないという現実があります。
そこで、レンタルであれば、毎回異なるおしゃれなドレスを着ることができると考えて起業したのです。
多くの女性のニーズを掴んで成功しています。
会社勤務時の事務経験を活かしてアウトソーシングで起業
会社で経理や営業事務をしていた20代の女性が、自分の事務スキルを活かして起業した例もあります。
結婚を機に一度退職しましたが、それまでの事務の経験を活かして、家でも何か仕事ができないかと考えました。
パソコン技術を活かした事務や経理などが好きだったため、そうしたパソコンスキルを活かしたいとアウトソーシングをまずスタートしたのがきっかけです。
最初は、フリーランスで仕事を受けてスキルを磨きながら実績を積み重ね、どんな相手から仕事が来るのかを研究しました。
それを元に、今では自分で仕事を集めることができるようになり成功しています。
どんな所がどんな仕事をしてほしいと思っているのかを研究したことが成功の鍵となっています。
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エコバッグをデザインして販売して起業
自分のポリシーを元にそれを広めようと起業した20代女性もいます。
まだあまりエコバッグが主流でなかった頃に、スーパーのレジ袋がエコでないと考えて起業したのです。
その女性は、自分でおしゃれなデザインのエコバッグを開発して成功しています。
随分以前からレジ袋が使い捨てられているのを見て「なぜこれでなければいけないのか?」と疑問に思った所から起業を思い立っています。
ハンドメイドやデザインが好きだったため、自分でおしゃれなエコバッグを作ることも好きで楽しめたようです。
その当時は、あまりエコバッグが普及していませんでしたが、次第に普及するようになり、20代女性らしいおしゃれなデザインが若い女性や主婦に好評となり成功しています。
アレルギーを持った人でも食べられるパン屋を起業
20代で結婚し出産を経験した女性が、子どもの卵アレルギーをきっかけに起業して成功した例もあります。
アレルギーの人でも食べられるパンを作りたいと卵や乳製品を使っていないパンを作り起業したのです。
子どもにも美味しいパンを食べさせてあげたいという思いが起業のヒントになりました。
参加していた「アレルギーの子どもを持つ会」の活動でも必要性を感じたため、そのネットワークも活かしたことで開業できています。
実際に必要とする人たちの声や要望をしっかり聞くことができたことが成功の秘訣です。
料理本や器のコーデで起業
インスタグラムに毎日料理の画像を投稿していた20代女性が起業して成功した例もあります。
ワンプレートにきれいに盛付け、器選びにもこだわり話題となり、多くのフォロワーを集めて人気になりました。
雑誌からも注目されるようになり、本を出すことに至ったのです。
器のコーディネートなども上手かったことから、器の提案なども手掛けるようになり、本と器の提案で事業が成功しています。
最初は、自分の料理を参考にしてもらえればという思いでしたが、それが評判となり、いつの間にか話題となって起業できた例です。
その女性ならではのおしゃれな盛付けや器選びが多くの人の目に留まったことによって、それが事業に結びついています。
起業して成功するには、オリジナリティがとても重要だと分かる例です。
インバウンド事業で起業
最近では、外国人向けのインバウンド事業が盛んです。
日本の和食や郷土料理をもっと多くの外国人に味わってもらいたいという思いから起業して成功した20代女性もいます。
食べることや海外旅行が好きだったその女性は、海外では日本の料理が寿司以外はあまり知られていないことということに気づきました。
そこで、多くの日本料理を紹介して体験してもらう外国人向けサービスをスタートさせたのです。
日本らしい和食や郷土料理を味わってもらうようWebページで紹介し、体験教室などの運営もはじめました。
海外からの観光客が増えたことによってニーズも増えて成功しています。
海外からの雑貨の輸入で成功
雑貨が好きだった20代女性が海外の輸入雑貨の店を開いて成功した例もあります。
その女性は、東南アジアなどの海外に直接買い付けに行き、珍しいカゴバッグや民芸品を買い付けて販売しました。
最初は、ネットで販売し、人気を集めて固定客が付いてきた所で、実店舗を構えています。
他では手に入らないものだったことと、現地での直接買い付けによりリーズナブルだったこともあり、人気を集めて成功しています。
東南アジアの人たちへの支援も考えて、フェアトレードを目指して始めた事業でもあったため、次第に仕入れのネットワークができたことも成功につながっています。
台湾から漢方を仕入れておしゃれで気軽な店をオープン
台湾に興味のあった20代女性が、台湾の漢方が多くの人に親しまれ活用されている様子を見て起業し成功した例もあります。
日本にある漢方のお店との違いを感じ、もっと親しみやすい漢方のお店やおしゃれなお店ができないかと考えて、お店をオープンしたのです。
20代女性の若い感覚により、これまでにはないおしゃれでに気軽に立ち寄れるスタイルのお店を作って成功しています。
同じ思いを持つ友人とともに経営を始めた点も成功のポイントです。
下記の記事では、起業する成功率やここでは取り上げていない成功例についても紹介していますので、ご覧下さい。
20代女性で起業している人の共通点
前章では、20代で起業して成功している女性の成功例をご紹介しましたが、起業している20代女性には共通点があります。
起業している20代女性の多くが持つ共通点をチェックして、自分自身と比べてみましょう。
リスクを覚悟した上で入念に準備している
20代で起業した女性の多くが、起業経験のない中で、リスクを覚悟した上で入念に準備して起業しています。
自己資金だけでは足りずに助成や補助、借入などにも頼って開業している人も多くいるため、資金的にもリスクを負っています。
また、開業するために海外に出かけて勉強したり、直接仕入れを行ったりする女性もいます。
さらに、今までにない新しい事業を立ち上げることも多いため、事業で失敗するリスクも高くなります。
もし失敗すればそれだけ多くのリスクを負うことを覚悟した上で、起業に挑戦し成功しているのです。
リスクをしっかりと把握し覚悟を決めた上で、起業に向けてきちんと準備を進めましょう。
諦めず挑戦し続けている
成功している多くの20代女性には「諦めずに挑戦している」という共通点もあります。
女性が起業する場合は、特に最初から広い支援があるわけではないため、開業当初は様々なトラブルが発生します。
経験不足と言われ、小さな起業の場合には相手にされないこともよくあります。
また、仕入れ先からも実績がないために、断られることもあります。
起業して成功している20代女性は、思うように前に進まないという状況でも、諦めることなく自分の起業コンセプトや事業内容をしっかりと説明して理解を得ているのです。
きちんとニーズがあることを知ってもらえるように努め、事業を成功へと導いています。
開業当初は、諦めそうになることも多いのですが、諦めずに理念を持って挑戦し続けている女性が成功できるということです。
SNSを上手く活用している
成功している多くの20代女性には、起業時や起業の前にSNSを上手く利用しているという共通点もあります。
商品や自分の事業のコンセプトなどをSNSを通じてしっかりPRすることで、事業のファンを作ることができます。
最初は、SNSでの注目を集めることができなくても、地道にSNS上でのネットワークを広げることで、自分の商品や事業コンセプトの認知度を上げることができます。
SNSを活用することができれば、少ない広告費で事業や商品をPRができるのでおすすめです。
ブログやインスタグラムなどのSNSを大いに活用していきましょう。
インスタグラムには低価格で広告を載せることもできるので、覚えておくと便利です。
ニーズを徹底的に研究している
SNSを活用できるということにも関係していますが、起業している多くの20代女性には「ニーズを徹底的に研究している」という共通点もあります。
例えば、SNSに投稿したどんな画像や記事に多くの反響が集まったかといった情報を知ることも大切です。
また、会社やお店で働いていた人は、その当時どんな利用者やお客様が多かったのかをしっかり研究してみることも重要です。
ニーズを知った上で事業を展開することが、起業の成功確率を高めます。
きめ細かなニーズに対応できる
「きめ細かなニーズに対応できる」というのも起業で成功している20代女性の共通点です。
- アレルギーを持っている人への事業
- 使い捨てに困っている人のためのエコ活動
- 発展途上国を支援するフェアトレード など
上記のようなポリシーを元に、きめ細かなニーズを発掘して対応しているのが特徴です。
他にはないオリジナリティがある
20代で起業している女性には「他にはないオリジナリティを持っている」という共通点もあります。
今までにはなかったサービスや他にはない商品などを上手にアピールすることで成功しています。
洋服やドレスなどのレンタルで成功している20代女性は、これまでなかったサービスを事業にしたことで、人気を集め成功しています。
「他にはない・ここにしかない」というオリジナリティや独自性には、非常に強い集客力があるということです。
起業したいと思う事業を思いついた場合には、他に同じような事業がないのか、他とはどう違うのか、どのように差別化できるのかを考えてみましょう。
自分も楽しんでいる
起業して成功している多くの20代女性には「自分もその事業を楽しんでいる」という共通点があります。
洋服が好き・料理が好き・パソコンが好き・雑貨が好きなど、好きなことは様々ですが、自分の好きな物や好きなことを活かして自分も楽しみながら起業をしているのです。
この点は男性の起業とは少し異なっており、女性が起業する場合は、身近なところからヒントを得て起業し、それを自らも楽しんでいるという特徴があります。
「これがあったら便利だな」といった、自分自身が日頃感じていることが起業のきっかけになっています。
20代女性が起業して成功する為には
では、20代女性が起業して成功するには、何が必要なのでしょうか。
20代女性が起業して成功する為のポイントを詳しく見ていきましょう。
目標を明確化する
起業して成功するためには、目標を設定し、いつまでに何をするのかを具体的に決めることが重要です。
起業をしたいと思っている20代女性は多くいますが、実際に起業する女性は少ないのが実情です。
開業資金をいつまでにいくら貯めて起業するのか、どんな事業で起業するのかなどを明確にして取り組む必要があります。
起業する際の目標を決めて、スキルを上げたり、資格を取ったりしながら、実際に起業した際の収益が上げられるように目標を設定してみるといいでしょう。
集客方法を明確化する:SNSの活用
起業で成功するためには、集客がとても大切です。
集客方法には様々な手段がありますが、誰でも手軽に使えるSNSの有効な活用方法について研究しておくのがおすすめです。
ブログやインスタグラムなどのSNSには幅広い活用方法があるので、成功している人の活用方法を調べておくといいでしょう。
ブログやインスタグラムで人気を集めている人は、どんな工夫をしているのか、どんな商品が人気を集めているのかを知ることで、自分が起業した際の集客に活かすことができます。
起業を考えている場合は、起業準備の段階から同じような思いや好みの人をフォローしてネットワークを広げておくのもいい方法です。
女性ならではの視点を持つ
20代女性が起業して成功するためには「女性ならではの視点を持つ」ということも大切です。
多くの女性起業家は、一般消費者や女性を相手に事業で起業しています。
女性ならではの視点を持っていることで、ニーズをキャッチできるということです。
「女性ならこう考える」「こういう商品が好き」「ここが気になる」という、女性だからこそ考えられる視点を持っておくことが大切なのです。
日頃から「ここがもったいない」「これが無駄」「もっとおしゃれなものを」「女性向けが少ない」など気になることをたくさんチェックしておきましょう。
固定費が少ないプチ起業から始める
20代女性が起業して成功するためには、初期投資や固定費をかけすぎないことも大切です。
初めての起業は手探りなことも多いので、最初は固定費などのお金をあまりかけずに、プチ起業から始めてみることをおすすめします。
例えば、商品を販売するお店を運営したい場合は、最初から店舗を構えるのではなく、まずはネットショップを開業するなど、できるだけ初期投資や固定費をかけない方法を選びましょう。
ネットショップで通信販売をメインにしながらニーズや顧客の反応を探り、売上に応じて実店舗を構えるなど、段階的に事業を拡大していくのが賢明です。
利益が出ていなくても毎月支払う必要がある固定費などは、大きな負担になる可能性があるので、起業した事業が軌道に乗るまでは、できるだけ初期投資や固定経費を減らせるように工夫して起業しましょう。
人件費もかからないように最初は一人でやってみるプチ起業がおすすめです。
20代女性が起業する前に知っておきたいこと
ここからは、20代女性が起業する前に知っておきたいことについて紹介します。
起業する前の準備期間に大事なことをしっかりとチェックしておきましょう。
なぜ起業するのか明確化する
まず、起業をする前の段階で起業後の目標を明確にしておくことが大切です。
起業の目標や動機を明確にしておくことで、起業後もブレずに事業を成功に導くことができます。
- どんなコンセプトで
- 誰に対して
- どんな事業を行う
まずは上記3つの目標をしっかりと設定し、それに対して準備していくことが必要です。
コンセプトがしっかりしていれば、そこに顧客もついてきます。
まずは、誰にでも説明できるような説得力のあるコンセプトをじっくりと考え、起業する理由を明確にしましょう。
お金について学んでおく
20代女性の起業が起業するときに一番不安に感じるのはお金のことです。
起業する前に、下記のようなお金に関するポイントについてしっかり調べておきましょう。
- 開業資金としてどの程度のお金が必要か
- 自己資金をどの位貯めたらいいのか
- いつまでに資金を貯めなければならないか
- 借入を行う場合どんな方法があるのか など
また、起業後は運転資金も準備する必要があるので、実際にいくら必要なのかを試算しておく必要があります。
実例などを参考にして、お金についての具体的な知識をしっかりと学んでおきましょう。
起業してから、予想と異なって赤字が膨らんだということがないようにすることが大切です。
⇨女性が起業する際に知っておきたいお金の知識:資金調達/融資/助成金/補助金まとめ
準備8割、リリース後2割
起業は「準備8割、リリース後2割」と言われることがあります。
しっかり準備しておくことが起業の成功に大きく関わるということです。
実際に起業する際には、様々な準備が必要です。
- お金
- 店舗の取得
- 設備の準備
- 器具や備品の調達やレンタル
- 集客 など
上記のように、いろいろなことが一度に必要になってくるので、事前に調べて準備しておくことが重要です。
まず資金面から店舗を借りて運営することが可能なのかを調べ、資金的に厳しければ事業形態を変えることも考えます。
勉強や準備は必要ですが、ネットを活用した起業であれば低コストで始めることができます。
商品やサービスの内容についても詳しく検討し、ライバル事業を研究することも大切です。
また、商品の仕入れを行うためには、仕入れ先の開拓もしておく必要があります。
多くの事例を参考にしながら、じっくりと検討して準備を進めていきましょう。
人との繋がりを作っておく
起業をするためには、人との繋がりも大切です。
その理由は、人の繋がりが集客にはとても有効だからです。
例えば、アレルギーを持った人への事業で起業する場合には、実際にアレルギーのある人たちとの繋がりを最初に作る必要があります。
人との繋がりの中でニーズをキャッチし、支持や支援をしてもらえる人を集めます。
SNSなどを活用することも、そうした同じ思いや好みを持った人との繋がりを作るためにも有効です。
また、女性一人で起業をする場合は、様々なことを一人でこなさなければならないため、困惑する人もいます。
一人ではどう判断したらいいのか迷った時にも、人の繋がりを持っておくことが助けになります。
事業の相談をする相手がいることは重要です。
会社勤めの場合には、様々な意見を聞くことができますが、起業してからは意見を聞く機会も減ります。
異なる意見が聞ける人との繋がりを作っておくことが必要です。
20代女性の起業に関するまとめ
本記事では、20代女性で起業する際に参考になる、成功例や成功するための共通点についてご紹介してきました。
20代の女性が起業するのは勇気が必要なことです。
しかし、女性ならではの視点やオリジナリティがあれば、ニーズを発掘して起業することができます。
しっかりとニーズを掴み、人との繋がりを持ちながら起業できれば成功することも可能です。
20代女性ならではの発想の豊かさ、おしゃれで洗練された細やかな視点を活かして起業を目指してみましょう。